今後の課題
■柔道整復師養成に関する本校の理念
一般的に、伝統ある技術は時代の流れとともに伝承する人財が不足して廃れていくものですが、日本の伝統医療(民族医学)である柔道整復術を伝承する「柔道整復師」への道に、若年層を中心とした人財が集結するということは、柔道整復師の将来にとり極めて重要であり、今後の大きな課題への挑戦が始まるものと考えます。
■養成機関と教育
それは、専門教育機関がこれらの人財たちを「プロ意識の高い人財」に養成するための教育実践を一層充実しなければならないということです。
■「教養」と「社会性」
ひとつには、「教養」と「社会性」を育むということです。教養は、人と人との関係から成り立っている社会における礼節やマナーともいえる「心の習慣」で、資格取得や技術修得の裏づけとなる必要不可欠な価値観です。とりわけ、柔道整復師は真の治療家として、医療にたずさわる資格をもった一社会人であり、「教養」の実践者であることを重んじるからです。
■将来に亘る活躍の場
ふたつめは、柔道整復師が活躍できる社会環境や制度を拡充していくことです。これは、日本もとより海外をも視野に入れ、柔道整復師の業界団体が公共の福祉を前提として推進されるべき活動ですから、社団法人日本柔道整復師会のイニシアチブの下、全国の柔道整復師が所属団体を問わずベクトルを合わせ、着実に取り組まれることが重要です。
■柔道整復師の今後
したがって専門の教育機関としては、学生一人ひとりの人格的な育成はもとより、将来の業界団体を支えられるような視野の広い人財養成に、より一層、注力しなければならないと考えます。
現在のような教育機関の急増に伴う柔道整復師の増加に関しては、やがて医療技術に対する社会的な評価という形でその方向性が示されるでしょう。
今後とも、医療消費者とともにある柔道整復師が、永い歴史に培われた医療技術と現代医学の知識をもち、実学の実践者として進化し続けるならば、活躍の場は一層拡がり、明るい将来が期待されます。





