近年は徐々に女性の進出が目立ち始め、多方面で活躍しています。柔道整復術は単なる”力仕事”ではありません。古来より伝承された”技”が肝心なのです。大きな骨の骨折などでは、男性でも複数の助手を従えて治療に当たります。ですから、女性の非力は、必ずしも大きなハンディ―とは限りません。むしろ、女性の社会進出が進むにつれて、日常的な作業で痛みや身体的な歪みを発症する女性の来院が増えており、治療する部位や痛みの原因によっては、女性施術者に診て欲しいという要望も高まっています。
柔道整復師を目指す女性の数は着実に増加してきており、現在は3割を超えています。
活躍の分野は特に男女で違いはなく、スポーツトレーナーとして活躍している女性も増えています。女性特有の優しさやしなやかさが、幅広い患者さんとのコミュニケーションや治療に役立ちます。柔道整復師の業界でも女性の進出は目覚ましいものがあります。