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2013/12/03
岩崎健二先生(12期生)がフィリピンに義援金
東京柔道整復専門学校 第12期生(1966年卒)の岩崎健二先生が、
先月台風30号の猛威に曝されレイテ島を中心に甚大な被害を被った
フィリピンの柔道連盟に義援金を贈呈されました。
2013年12月2日付朝日新聞(朝刊)に、関連する記事が掲載されました。
記事によれば、一昨年の東日本大震災で内外から支援や激励などを受けた
ことに対して、岩崎先生ご自身が発起人となり、主旨に賛同したお弟子さん
や関係者の方々が、今度はフィリピンの被災者に多少なりともお役に立てれば
と思い立っての募金だそうです。
2013年9月11日付本稿ニュース・トピックス『被災地で頑張る卒業生』でも
ご紹介しましたが、岩崎先生はご自身が経営する柔道場がツナミに流され、
震災直後から青空道場で門下生に柔道の指導を再開されました。その後、
各地から柔道着や道場の畳が送られて来たことを非常に感謝されています。
この様な善意の交換は柔道の祖嘉納治五郎先生の教えである『自他共栄』
の精神に通ずることであります。
折りしも、東京体育館で開催されていた[柔道グランドスラム東京2013]に
参加していたフィリピン代表には、男子81キロ級の代表で中野亨道さん(20歳)
がいました。中野さんは、母ロ―ナさんの母国であるフィリピンからオリンピック
への出場を目指していますが、自宅は岩手県野田村にあり、東日本大震災で
半壊の被害を被りました。
また今回の台風30号では、母方の祖母がレイテ島で甚大な被害を被りました。
ご家族が二重三重に被害を被ってご苦労されている訳です。大変なことです。
2016年開催ブラジル・リオデジャネイロ五輪では、フィリピン代表で中野さんが、
順道館・岩崎道場から日本代表選手が選抜され、共に晴れ舞台を飾ることが
出来れば楽しいですね。