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2014/11/19
東京柔専は今、国家試験モードに突入!
柔道整復師国家試験には、認定実技審査と筆記試験があります。
一般的に「国家試験」と言われるのは、筆記試験の方で、毎年3月の第一日曜日に実施されます。
今年度は平成27年3月1日(日)に実施されます。場所は願書提出後、試験財団から指定されます。
認定実技審査は、毎年、各学校を会場として年内に行われますが、今年、本校は11月9日(日)に
試験財団から指名された他校審査員の先生方にお越し頂き実施されました。
資格名に"柔道"が含まれるので、その国家試験に柔道の実技審査があっても不思議ではないのですが、
勉強内容や仕事の実務からすると、多少の違和感を禁じえません。これには、柔道整復師という資格の
成り立ちと、その経緯の説明が必要です。
そもそも柔道は古武術に由来しています。それには、相手を傷つけ倒す"殺法"と、逆に相手を
救い治す為の"活法"とが固有の技術として伝承されてきたのですが、殺法が、現在の競技柔道に、
活法が、柔道整復術となって現在に至っていると言われています。そのような歴史的な経緯と共に
柔道が内包している"礼法"や、体育として心身の健康を図ることを目的に必須科目となっています。
このようなことが、認定実技に柔道実技が含まれている理由です。
この認定実技審査の結果は、各校で行われる卒業見込み認定に反映されることになっています。
ですから、もしこれに合格できなければ、卒業見込み認定を貰えないことにもなりかねませんので、
3年生諸君には、緊張強いられる第一関門なのです。おかげさまで、本校は全員がパス出来ました!
3年生諸君の次のステップは、12月22日(月)~23(火・祝)で行われる卒業見込み認定試験です。
この試験に失敗すれば卒業見込みが受けられませんので、国家試験受験資格が得られません。
ですから、この卒業見込み認定試験は国家試験に次ぐ厳しい関門なのです。卒業生の中には、
『卒試は国試より厳しかった』と回顧している諸君も少なからずいます。今年の3年生諸君は今、
その卒試に向けて、3年間の学習内容を集大成し、知識と記憶を整理しています。
小グループ単位で勉強に励む3年生諸君